PRIDEを騙し取った男

先日(米国現地時間26日)開催された『UFC 71』後の記者会見で、UFCを主催するZUFFA社の社長ダナ・ホワイトは、PRIDE買収に関する契約が終了した事を明らかにし、そして今後「PRIDEの選手全てをUFCに頂く」旨の発言をしました。

以下、『GAME AND MMA』さんより抜粋


『GAME AND MMA』2007/5/29
「ダナがプライド選手の今後を語る」
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-703.html#more

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「俺達は全員手に入れるよ。全員手に入れるんだ。結局の所もし世界最高の選手と戦いたいなら、もし歴史に名を刻みたいなら、そして結局の所金の問題が大きいなら、それは全部良い事なんだけど、俺自身も歴史に名を刻むのが全てな類の人間なんでね。全ての階級で誰が一番の選手なんだ?それはUFCにある。全員ここに来るんだ。」

 プライドヘビー級チャンピオンであり、世界ヘビー級ランキング1位のエメリヤエンコ・ヒョードルについて聞かれると、ホワイトは言いました。「ヒョードルについても今取り組んでいる所だ。俺達は全員に手を打っている。全員と言ったら全員、彼ら全てという意味さ。俺達は全員手に入れようとしている。彼らはみんなここに来る。今はそうでなかったとしても、最終的には俺達が全員物にするだろうね。」

 プライドのチャンピオン達はどうなるのでしょうか?ホワイトはこの質問にこう対応します。「俺はプライドのベルトを持っている奴を軽視すべきではないと思う。彼らはその団体のチャンピオンであり、ベルトも持っている。これをどう解決するか今取り組んでいるんだけど、最終的には最高の選手が最高の選手と戦う事が大事なんだ。最終的に重要なのはそれだけだね。」
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要するに自分の欲望を満たす為には手段を選ばないというやり方ですね。
これはオーナーのロレンゾ・フェティータの意向なんでしょうか?
それともダナ単独のものなんでしょうか?

PRIDEの買収が発表された3月27日(六本木での『重大発表』)の話では、PRIDEとUFCはあくまで対等な立場であり、これからも最大のライバル関係である事が明言されていたはずです。
いずれ二つの団体で『総合格闘技ワールドシリーズ』を行いたいと。

以下にその時のロレンゾ氏の発言を抜き出してみます。


『PRIDE Official Website』2007/3/27
新オーナーに就任したロレンゾ・フェティータ
「PRIDEとUFCという二人の子供をこれからも愛し続ける」

http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1174976288

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「 皆様にここで、どうしても理解して欲しいことがあります。取引を決めたその理由はたった一つ、PRIDEを心から愛していて、そして総合格闘技を愛しているからです。お金の為でも、ビジネスの為でもありません。心から皆様が、そして自分の夢を叶える試合を見たいのです。6年前に私と兄弟のフランクがUFCを購入し、ダナ・ホワイトが代表に就任しました。ダナのリーダーシップのおかげでUFCは今、大きな成功を収めています。UFCを買収したときは、ここからUFCを育てていこうと思いましたが、今回は全く違います。

 PRIDEはすでに確立された非常に大きな存在だからです。ただ、私の情熱はその時と変わりません。今、私が二つの世界で最もパワフルで有名で、優れた選手を持つ団体の頂点に立つことによって、今後のMMAの将来、ブランドの価値を維持していくことができます。私が考えている未来がどんなものか、みなさまに紹介したいと思います。

(※ここでPRIDEとUFCによるMMA版ワールドシリーズのイメージ映像が流される。両団体のトップ選手の映像が流れる度に集まったファンからは大きな歓声が送られた)

 これからPRIDEとUFCが、ごらんいただいた世界を繰り広げていきます。このPRIDEとUFCの二大ブランドが総合格闘技の世界で他の団体を遥かに凌ぐ、まるで光に乗っているのではないかというくらい遠いところに行って、世界をリードしていきます。UFCは私にとって子供です。そして今、新たな子供が生まれました。そしてPRIDEは今後も素晴らしいブランドを維持し、私は二人の子供を同じようにこれからも愛し続けます。アリガトウゴザイマシタ。 」
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この言葉は嘘だったのか?
PRIDEを解体してUFCが天下を取る為の策略だったのか?

あの“重大発表”以来、公の場で発言するのはダナ・ホワイトばかりで、ロレンゾもDSE関係者も全くコメントを出していないからPRIDE新体制の実際がサッパリ分からない。
PRIDEのスター選手が次々とオクタゴンに現れ、
「正式な移籍なのか?」
「オーナーの指示なのか?」
「今後PRIDEのリングには上がらないのか?」
「PRIDE側は認めたのか?」
等、我々PRIDEファンが知りたい事について何の説明も無く、ダナ・ホワイトばかりがやりたい放題やっている。

もう限界でしょう。

ロレンゾ・フェティータは公の場に出て正式な見解を述べるべきです。

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